刷り込み世代なもんで
放射能と聞くと、私たちの世代はヒロシマ・ナガサキに直結するよう刷り込みがされているので、どうしても無闇に不安になるのだなぁと思っているこの頃。
子どももわからないなりに、原発だの放射能だのを耳にして、不安な毎日を過ごしています。
twitterにだらだら書いたけど、6歳の娘にわかる言葉で説明したことは、出来るだけ記録してみようと思います。
最初に娘がどこまで理解しているかということを、話しながら確認。
停電になるのは、地震がすごく揺れた場所に電気をつくる工場があったから、というのは理解していた。
でもそれが壊れたというのはわからなかった様子。
私自身が原発のしくみについて、ほとんど理解していません。それから放射性物質とか漢字のわからない子には謎の暗号に近いので、放射能で統一しています。一番ニュースなどで耳にしている言葉だと思ったので。
それから回りくどくなりすぎないように、かなり省いて説明しているので、原発に関わっている方にとっては不快な内容も含むと思いますので、最初にお詫びします。ごめんなさい。今回のことで、いかに電気に頼った生活をしていたか身にしみました。
母ちゃんが話した原発のはなし
いつも使っている電気を作る方法はいくつかあるけれど、ふくしまで壊れた工場では電気を作るために使う材料に、人の体には良くないものを使っていました。そうしなければ、毎日たくさん使う電気がとても作り切れなかったからです。
とてもとても丈夫に作られていた工場だけれども、今度の地震はとても大きくて、その後津波でお水がかかったので、電気を作る工場の建物は壊れてしまいました。だから作るための電気が足りなくなって、順番に電気を止める停電をしているのは知ってるよね?
工場が壊れた所から体に良くない材料がこぼれて来てしまったので、今はそれを直すために日本中から職人さんたちが駆けつけて来ています。体に良くない材料の中には、放射能という毒が混ざっています。これが皆が怖がっているものです。それを吸い込んだりすると、とても体に良くないと言われています。
工場からシューって出て来たら、それがふくしまから風に乗ってさいたままで来るかも知れない。ママのアトピーの悪くなる黄砂が中国から飛んで来るみたいにね。そうしたらとても怖いと思うよね。だから皆、とっても怖がるのです。
でもね、放射能って実は普段宇宙からも飛んで来てるし、温泉の中にはたくさん出ている所もある※1。レントゲンにだって使われているんだよ?(ここで強ばった表情の娘が「エーッ」と言って笑顔になった)
たくさん摂り過ぎると良くないけれど、ほんの少しなら役に立つものが放射能です。
たくさんの放射能が工場の外に出て、たくさんの人が病気になったりしないように、優秀な職人さんたちは今命がけで直してくれています。大きな建物だし、放射能もたくさんあるだろうし、とっても怖いだろうけど、頑張っています。だから応援していようね。
それから今は花粉も飛んでるし、インフルエンザも怖いから、お外から帰ったらちゃんと手と顔を洗って、うがいもしようね。
母ちゃんが思うこと
子どもは大人が話すことを非常に良く聞いていて、しかも聞いていないフリをするのが得意と来ています。そして子どもの稚拙な脳みそで適当な解釈をしやがります。大人が「えー?それ大丈夫なの?」とでも言えば、命の危機が迫っているとか、いとも容易く誤解するのです。
まして今回は大人が全力で翻弄されている状態なので、彼らにとっては世界絶滅の危機とでも感じているようです。
何より実際、これを説明する事自体、私がすごく怖い。
怖いものは見たくないのが人情(お化け屋敷は目を瞑って通り抜ける派)なので、説明とかしたくなかったのですが、きちんと説明することは子どもも大人自身も安心に繋がると思いました。
わかる範囲で、言葉を尽くして説明する。
馬鹿な母ちゃんにでも出来ることでした。
参考にした記事
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/blog/yoshida/201103/518899.html
http://www.atmarkit.co.jp/news/201103/14/mental.html
http://homepage3.nifty.com/afcp/B408387254/C819714657/E20110313223138/index.html
http://b.hatena.ne.jp/articles/201103/3077
- 温泉の放射線は全く別物だそう。
http://gigazine.net/news/20110317_radium_hot_spring/ [↩]
